
鏡の前で気になる場所は、たいてい決まっています。
下腹のふくらみ、後ろ姿のライン、腰の位置。食事も運動も、続ける気がないわけではないけれど、明日着ていく服には間に合わない。
そんな朝に、もうひとつの手前の答えがあります。
PELVISMAKEのパンツが支えているのは、その気になる場所の、さらに下にあるものです。
気になる場所は、どれも骨盤の上にある。
だから、支える場所はひとつでいい。
🔸気になる場所は、どれも骨盤の上にある


下腹、ヒップ、腰まわり。別々の悩みのように見えて、そのすべてが同じ土台の上に乗っています。骨盤です。
骨盤が後ろに倒れると、その上にあるものは行き場を失って前に出ます。
丸みの位置は下へ流れ、腰から脚にかけての線もどこかで途切れて見える。
つまり、気になる場所が三つあるように思えても、傾いているのは一箇所だけということが起こり得ます。
だとすれば、部位ごとに押さえていく必要はないのかもしれません。
土台の角度を支えれば、その上に乗っているものは、まとめて整って見えるからです。
shape 01
下腹まわりのこと

骨盤が後ろに倒れているとき、下腹は前へ押し出された輪郭になります。
前面のサポートが土台を支えているあいだは、その輪郭が落ち着いて見えます。
デニムのボタンを留めるとき、鏡から少し目をそらしていた朝が、そうでなくなる。
着ているあいだの、静かな違いです。
shape 02
後ろ姿のこと

後ろ姿だけは、自分の目で確かめられません。
人に撮ってもらった写真を見て、思っていた自分と少し違うことに戸惑う。
そんな経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。骨盤が寝ていると、ヒップの丸みは下方向へ流れて見えます。
背面のサポートが仙骨側から土台を支えることで、着用しているあいだ、後ろ姿のラインはすっきりと見えます。
shape 03
腰から、脚へ

土台が真っすぐだと、腰から脚にかけての線が途切れずに通って見えます。
トップスをウエストに入れるかどうかは、いつも少し勇気のいる選択でした。
それを、その日の気分だけで決められるようになる。履いているあいだの見え方が変わると、選び方のほうが先に変わっていきます。
三つとも、別々の仕組みではありません。
前面のサポートが下腹の側から、背面のサポートが仙骨の側から、骨盤まわりをやさしく囲む。押さえて凹ませるのではなく、土台の角度を支えて、上に乗っているものが自然に落ち着くのを待つ。
締めつけで形をつくらないから、一日を通して身につけていられます。
🔸その服を、今日着られるということ

体型の悩みは、突き詰めるとひとつの困りごとに集まっていきます。
着たい服が、着られないということ。
白いパンツ、体の線を拾うリブのニット、ウエストに切り替えのあるワンピース。
避けている服には、たいてい共通点があります。
持っているのに手が伸びなくなった一枚は、好みが変わったわけではなく、着たときの自分をうまく想像できなくなっただけなのかもしれません。
土台が支えられていると、服は体の上にきれいに落ちます。
生地が余計なところで引っかからず、思っていた通りのかたちで落ちてくる。
新しく買い足したわけでもないのに、着られる服が増えたように感じられる。
クローゼットの中身は何ひとつ変わっていないのに、朝の景色だけが少し変わっています。
装いの自由とは、たぶんそういうことなのだと思います。
何を着てもいいと言われることではなく、着たいと思ったものを、そのまま手に取れること。
for every day
響かない、という設計



色はブラックの一色。
薄手のボトムスの下でも線を拾いにくく、下着のラインを確かめるために鏡の前で振り返る手間がありません。
毎朝、色を選ぶ数秒もなくなります。
選択肢を増やすのではなく減らすという設計もまた、日々の余白のつくり方のひとつです。
for sizing
無理のないサイズから、はじめる

サイズは、いつも身につけているものと同じで構いません。
きついほど効いている気がしてしまいますが、締めつけの強いものは結局、引き出しの奥にしまわれます。
まずは無理のないところから。
続けられることのほうが、ずっと大切だからです。
ブランドのこと ― 姿勢を、美の基準のひとつに


PELVISMAKEは、「姿勢」を美の基準のひとつとして捉え直すことから生まれたブランドです。
顔立ちやスタイルと同じように、立ち方や座り方もその人の印象をつくっている。
けれど姿勢はこれまで、努力や意志の話としてしか語られてきませんでした。
背筋を伸ばそうと思った数秒だけ整って、また元に戻る。
その繰り返しに、少し疲れている人もいるはずです。
このブランドが選んだのは、一枚のショーツという、いちばん身近な場所でした。
歩く、座る、動く——そのすべての動作の中心にある骨盤に、日常の側から寄り添うこと。
身頃にはナイロンと綿を組み合わせたやわらかな生地を、支える部分にはパワーネットを配し、機能と履き心地という両立の難しいふたつを、同時に成立させることを目指しています。
姿勢をデザインすることが、新しい美の基準になる社会へ。
鏡の中のシルエットが変わって見えることは、その入口にすぎないのかもしれません。
Wellness EDIT 編集部が選んだ理由
01. お腹もヒップも、土台をひとつ支えるという発想
02. 前面と背面、ふたつのサポートで骨盤まわりを囲む独自構造
03. 締めつけでラインをつくらないから、一日を通して身につけられる