
朝、鏡の前に立つ。今日はどんな自分でいたいだろう——。
着るものを選ぶという小さな行為が、その日の心を整える時間になることがあります。
リナラメールが今期発表したマーブル柄のセットアップは、そんな朝の数秒に、ひとつの選択肢を差し出してくれる一着です。
「隠す」のではなく、「お洒落にカバーする」。
リナラメールが大切にしてきた、ものづくりの姿勢。
🔸ひとつの服が、ふたつの表情を持つ

多くのヨガウェアが「動きやすさ」や「機能性」を競い合う時代に、リナラメールのこのセットアップが提案しているのは、もう少し静かな自由です。
それは、今日の自分の気分で、シルエットそのものを選ぶという感覚。
スポーツブラ部分の肩には、ひとひねりの布。そのねじりを、どちら側に持ってくるか。
たったそれだけで、まとう人の印象が変わるように設計されています。
デザイナー・吉田さん
「気になる部分をカバーするときに、ただ隠すではなく、お洒落にカバーするということを大事に取り組んでいます」
styling 01
前でねじる ― 鎖骨を、軽やかに

鎖骨や肩のラインを華奢に見せたい朝は、前でねじる。ふっと視線が縦に抜けて、顔まわりが軽やかに整います。Vネックのトップスを着るときのような、首元の抜け感。今日は人と会う、という日に選びたいスタイルです。
styling 02
後ろでねじる ― 肩を、優しく包む

肩から脇にかけてを優しく覆いたい日は、後ろでねじる。布のドレープが背中側に流れ、上半身全体が穏やかなシルエットに包まれます。リラックスして自分の内側に向き合いたい朝、静かに過ごしたい日に選びたいスタイルです。
styling 03
インナーは、安心感のある深め設計

布を変えて遊ぶことができるのは、土台のインナーがしっかりしているからこそ。
アンダーでドッキングされた深めのスポーツブラは、ヨガのポーズで体を倒しても、走るような動きをしても、ぐらつかない安心感があります。
毎日の小さな楽しみが、安心して日常に組み込めるのです。
🔸朝の支度に、小さな儀式を

ヨガマットの前に立つ前の、数分。スタジオに向かう道のための、支度。あるいは家の中での静かなストレッチの前——その数秒に、「今日は前にしようか、後ろにしようか」と、布を選ぶ。
それは決して派手な変化ではありません。誰かに見せるためでもありません。鏡の前で自分の鎖骨のラインを見て、今日の自分に少しだけ寄り添うように、布の向きを決める。自分のために自分で選ぶというその小さな儀式が、その日の心の在り方を、ほんの少しだけ整えてくれます。
for legs
同素材のレギンスで、セットアップとして

セットになるレギンスは、しっかりとお腹周りを包むハイウエストの設計。すっぽりと覆うことで、体の中心がそっと支えられる安心感があります。柔らかくしなやかな生地は、足を入れた瞬間に肌になじみ、着脱のしやすさにもつながりました。
繰り返し着ても形が崩れにくい、キックバックの良い素材を選んでいるのも、毎日袖を通すものだからこそのこだわりです。
another color
もうひとつのカラー、夏の海を思わせるブルー

マーブル柄は、白の地に黒の筆跡が踊るブラックと、夏の海を思わせるブルーの2色展開。同じ柄でも、選ぶ色で立ち上がる気分は変わります。今日はどちらをまといたいか——それもまた、朝の小さな選択のひとつです。
「ヨガをする服」を超えて、朝の自分と向き合う時間そのものを、そっと支えてくれる一着。リナラメールのセットアップは、そんな静かな存在感を持っています。
ブランドのこと ― ひとりのデザイナーが、すべてを手掛ける

このブランドを手掛けるデザイナー・吉田亜樹さんは、長く婦人水着のデザイナー・パタンナーとして活動してきた人物です。POP UP STOREで寄せられた「このデザインのヨガウェアが欲しい」というお客様の声、そしてコロナ禍で意識が「外」から「内」へと向かう時代の転換のなかで、ヨガウェアという形での提案が生まれました。
今期のテーマは "DAY DREAM"。陽だまりのなかでまどろみ、見たような見ていないような、曖昧で愛おしい記憶のイメージから生まれたオリジナルのマーブルプリント。デザインからパターン、生産の指示まで、すべてをひとりで手掛けるからこその、ぶれない世界観——そのほとんどを、信頼する国内の工場に委ねています。
LTD編集部が選んだ理由
01. ねじりの位置で印象が変わる、ひとつの服でふたつの表情
02. デザインからパターンまで、ひとりのデザイナーが一貫して手掛ける一着
03. 企画から縫製まで、すべて国内で。長く付き合える信頼の作り